ヨネダコウ先生によって絵が語れる囀る鳥は羽ばたかない。
2011年8月から雑誌『IhrHertZ』で連載されていいます。
連載が始まるや否や爆発的な人気を得て、累計発行部数は150万部を超えている作品。
そんな人気作品の主人公は、矢代と呼ばれる人物。
容姿端麗で頭脳明晰な矢代ですが、なにかと謎が多い。
そこで、この記事では矢代の下の名前や百目鬼との関係についてまとめてみました。
矢代の下の名前は?
結論から言うと、矢代の下の名前は明らかになっていません。
設定として下の名前は決めているようですが、作者のヨネダコウ先生があえて伏せている様子。
以前、ファンからあった同様の質問がありましたがそこでも答えていません。
下の名前は出す予定がないということは、なにか意味があるのでしょう。
矢代の苗字についても、父方か母方かも不明なので作者なりのこだわりがあると見えます。
おそらく、何を考えているか分からない・切れ者なイメージがあるキャラクターなので出さないのかなと…。
はっきり名前を出すより伏せていたほうが謎めいていますよね。
ちなみに、作中では「若頭」「矢代」などと呼ばれています。
矢代と百目鬼の関係
矢代は「真誠会」の若頭で、百目鬼はその付き人兼用心棒をしています。
簡単に説明すると、上司と部下の関係です。
ただし、百目鬼は矢代に対して特別な想いがあります。
そもそも、百目鬼は過去に実の父親へとあることが原因で傷害事件を起こしました。
その結果、服役することに。

このとある理由というのがね…
百目鬼は悪い奴じゃないんだよ。
百目鬼は服役中に矢代を見たことがあるようで、その時から「綺麗」と称しています。
彼にとっては、あっちにいたころぱっと見ただけで心酔するほど綺麗に感じたようです。
そんな2人の関係ですが、ただの上司部下の関係ではありません。
かといって恋人でもない。
百目鬼は、矢代を好きなのでしょうが矢代は認めれない感じです。
というのも、性的に不能な百目鬼は性的な目で見られることが多い矢代にとって稀な存在。
行為にも積極的な矢代にとって、純粋な好意だけを向けてくる百目鬼はお気に入りになっていきます。
どれほど気に入ったかというと、部下には手を出さないというルールを決めていたにも関わらず手を出そうとしていまいそうになるまで。
明らかに関心があるのは見え見えですが、矢代は認めることができません。
それは、彼の過去に原因があります。
矢代は幼い頃、義理の父親から欲と痛みをぶつけられる日々を送っていました。
周りに助けてくれる人はおらず、耐えるしかなかった少年時代を送った矢代は次第に「自分が望んだこと」だと考えます。
そして、自分は乱暴にされるのが好きだと思い込むように…。
そう思い込むことで、自分の心を保って大人になりました。
ちなみに、ここまでのストーリーはすでに映画化されています。
動いて喋る矢代と百目鬼を気になる方は視聴してみてください!
この過去を知ると、百目鬼と上下関係でいることが分かります。
百目鬼の純粋な気持ちに応じてしまうと、今まで痛みが好きな自分を否定することになるのです。
そのため、矢代が百目鬼への好意を認めた瞬間、自分を守るためについた嘘と大きな傷まで背負うことになります。
だから、矢代は漫画の6巻で「人を好きになることは痛い」と言っているんですね。
7巻では、矢代は真誠会の若頭を辞め「真誠興業」の社長となっているので百目鬼と上下関係でもありません。
肝心の百目鬼は、別組織の三和会桜一家の組長綱川預かりの身となっています。
2人の関係に大きな進展はまだありませんが、今後動いていくのは間違いないでしょう。
矢代が死亡とは?
結果として、矢代は死亡していません。
しかし、死亡したのでは?と言われるのには理由が。
真相は原作6巻で、矢が死にかけたことから。
死にかけた原因は、三角に気に入られている矢代が気に入らなかった平田。
平田に自らした内容を告白させるため、わざとボコられる矢代。
そこで、ボロボロになるまで追い詰められた矢代は生きることを飽きらめます。
最後は、首を絞められましたが自身は目を閉じて諦めモード。
意識が飛びかけたところで、百目鬼が駆け付けたことで一命をとりとめたのでした。
まとめ
常に飄々としていた本心が分かりにくい矢代。
下の名前を作者が明らかにしないのも、キャラクターのイメージを守るためが高いです。
百目鬼とは、同じ組織に所属する上下関係でしたが現在は元上司と部下といったところ。
恋人になってもいないので、今後進展する可能性があります。
矢代が死亡と言われるのは、平田の本心を聞くための戦略で暴力を受けたから。

悲しい結末になりそうで怖いけどこれからも追いかけていくよ!